明日やろうはバカ太朗

若手ビジネスパーソンとともにビジネスモデル・スキルについて学びつつも、ときどき趣味についても話したくなるブログ。

面倒くさがりなユーザーはキュレーションからチャットに変化か?

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飲食店検索は曖昧なニーズ

飲食店を探すとき、言語にしにくいニュアンスにぴったり合致したお店の情報が出てこないもどかしさを感じたことはないでしょうか?

「ちょっとだけ高くていい感じの雰囲気の焼肉」

「お酒の種類が多くて、安い割には雰囲気がいいお店」

このように何とも検索ワードにもしにくい曖昧なニーズがあるのが飲食店の検索だと思います。

 

スマホで歩きながらすぐ知りたい

飲食店の場合、事前に計画しているケースばかりではありません。急に飲みにいくことになって、「たまには海鮮系がいいなー」と思ってからすぐに今自分がいる場所の近くの店を知りたいという感じで、移動しながらスマホで情報を知りたいということが多いのではないでしょうか?

 

検索エンジン=グルメ系ポータル

情報検索に多く利用しているのは検索エンジンであり、検索エンジンの検索結果にはグルメポータルサイトが表示され、そこで条件を検索するという流れで検索を進めていくのが主流です。ただ、上記で記載したような「微妙なニュアンスで検索したい」「すぐに情報が欲しい」といったニーズはなかなか満たすことができません。

 

ポータルにはない価値を提供するキュレーションサイト

「デートにおすすめのおしゃれなお店」「ユニークな内装の居酒屋」などの一定の切り口で複数のお店を1ページで解説つきでレコメンドしてくれるのがキュレーションサイトです。これによって、検索だけでは明らかになっていなかった潜在的なニーズにも答えてくれるようになりました。

ただ、キュレーション記事はあくまでもあらかじめまとめて情報を配信して、それをユーザーが閲覧するという構造になっています。そのため、情報提供社は細かいユーザーのニーズを予測して情報をまとめる必要があります。また、基本的には多くのユーザーが欲している切り口でのまとめを作成します。

 

ニッチなニーズに素早く答えるのがチャット形式

上記で述べたように、リクルートを始めとするデータベース系のサービスが主流な中、キュレーションサイトが新たな価値を提供し始めましたが、今後更にユーザーニーズを満たす方法がチャット形式のサービスになっていくかもしれません。

 

基本的にユーザーは非常に面倒くさがりです。

自分の要望を検索ワードにして打ち込む、いい店がないかスクロールする、、、

この動作自体が省く事できればいいと思います。

 

アプリを起動して、「いい雰囲気のあんまり高くないお店で、渋谷の道玄坂周辺」などの要望を投げたら別のユーザーが自分の体験をもとにレスをしてくれるような形式が流行って行く可能性はあります。

 

今後の情報検索の一つとして

ここで伝えた

・データベース系

・キュレーション

・チャット

はそれぞれの役割があり、基本的にはどれかが無くなるということはないと考えています。ただ、グルメ情報を中心にチャット感覚での情報収集ニーズは高いように思います。

 

チャット形式でグルメ情報が収集できるペッコター(http://pecotter.jp/)については別の記事で分析したいと思います。